香港ルールとして知られる旧章(清章)との違いは,お金の授受法と,役の番(飜)数です.
- 飜縛りはありません.
- 花牌を使うオプションはありません.
- 自摸でも放銃でも支払いは同じです.3人が上がった人に支払い,払う人か受け取る人が親の場合,金額を倍にします.
- 自摸の1番はありません.
- 刻子にすると番がつく字牌が頭の場合,平糊(平和)と認められません.
- 清一色と上限役以外の役は混一色,対対糊,小三元も1番です(連風牌の刻子は2番).
- 1950年代の上限は3番で清一色も十三么も3番でしたが,香港の雀荘では,上限を1番,あるいは1人あたりの支払額の上限を子から子への鶏糊の4倍(レート表示の上の数字の2倍)に設定します.マカオ政府が1991年に布告した麻雀法定博彩規則(麻雀法定博技規則)の「伝統麻雀」では2番が上限でした.
- 上がりの見逃しは認められません.
- チョンボはチョンボした人が上限の手で勝った場合の金銭授受と逆方向にお金を払います.
- 包のルールは雀荘によって違います.
レートは“$50/$100”のように表示します.
- 子が鶏糊(役なし)で上がったら,振り込みでも,自摸でも,他の2人の子は$50ずつ,親は$100を上がった子に払います.
- 親が鶏糊(役なし)で上がったら,振り込みでも,自摸でも,3人の子は$100ずつ上がった親に払います.
- 子が1番の手で上がったら,振り込みでも,自摸でも,他の2人の子は$100ずつ,親は$200を上がった子に払います.
- 親が1番の手で上がったら,振り込みでも,自摸でも,3人の子は$200ずつ上がった親に払います.
お金をもらった人は,レートの大きい方の金額の2割を抽水(テラ銭)として,例えば,$50/$100なら$20を雀荘に払います.
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