必要なもの
人数:3人.4人のときは,前の手で上がった人が抜けている人と交代する道具:136枚の麻雀牌から数牌1種(何でもよい)と東南西北を除いた84枚
サイコロ2つ
事前の取り決め
レート:最大の上がりが最小の8倍であることを念頭に決めます.そうは言っても,日本には小額紙幣がないので,雰囲気を出すためには,子供銀行券を用意するとよいと思います.ゲームの長さ: 親のメリットは順番が早いことだけなので,あらかじめ決めた時間か手数が過ぎたらゲームを終わりにできます.
手の開始
各人14枚2段の山を作ります.最初の親はサイコロで決めます.あとは前の手で上がった人が親です.2人同時に上がった手の次は,振り込んだ人が親です.流局は連荘します.
親がサイコロ2つを振り,2つの目の合計で,配牌を始める山と位置を決めます.手牌は13枚です(親は最初のツモを合わせた14枚を取ることを含め変わらない).ドラやワイルドカードのように山の牌を表向きにして決める特殊牌はありません.
手の進行
捨て牌は誰が何を捨てたか覚えておかないとわからないように,乱雑に捨てます.チーはできません.
1手の中のカンの回数に制限はありません.
ポンして捨て牌する間には暗槓できません.
手に暗刻があるときは捨て牌で直ちに明槓しなければなりません.手の2枚でポンして後から残りの1枚でカンすることは認められません.
カンの支払い
カンしたら直ちに支払いを行います.これは,上がりや流局には関係なく受け取れるので,これらの場合に返す必要はありません.- 手にある暗刻でカンしたときは,牌を捨てた人からレート×2
- ポン済みの牌にカンしたときは,他の2人からレート×1ずつ
- 暗槓のときは,他の2人からレート×2ずつ
- カン補充牌かカンの捨て牌でカンが連続した場合,2連続なら2倍,3連続なら4倍と,連続のたびにカンの点を2倍にします.
上がり
手牌に自摸,捨て牌,カン補充牌か搶槓を加えると4メンツと雀頭か,7つの対子が完成するなら上がれます.(念のため…チーはできませんが順子を捨て牌で完成させて上がれます)何の倍もつかない手は,平胡(ピンフー)あるいは屁胡(ピーフー)と呼ばれ,自摸でしか上がれないとするのが普通です.
七対を除き,ポン・カンして作れなくなったり価値が下がる役はありません(亮倒もできます).
振り聴はありません.
上がり牌を見逃した場合,自分のツモ順が来るか飛ばされるまでは,見逃した手より高い手でなければ上がれません.
流局
牌の山を1枚残らず使い切って誰も上がらなければ,流局です.最後のツモでも,上がれなけば牌を捨てます.カン補充牌がなくなった状態ではカンできません.
上がりの支払い
ツモ上がり(カン補充牌での上がりを含む)は,上がらなかった2人がそれぞれ,振り込み上がり(搶槓を含む)は振り込んだ人が,レートを上がり手にあるすべての役の飜数だけ2倍した額を上がった人に払います.なので,ツモ上がりだと振り込みの2倍の金額を得られます.複数の採点が可能な場合,手が高くなる方を選びます.
多くの地区で,上限は3飜(8倍)でそれを超える場合はすべて3飜として扱います.双龍七対だけ特別扱いして16倍を支払うとする人もいます.
1飜(×2)
- 碰碰胡.対々和
- 明四帰一.ポンした牌と同じ牌での上がり.清一色以上の役があるときは,4枚目が上がり牌でなくてもよい
- 卡五星(カーウーシン).5のカンチャンでの上がり
- 槓上開花.カン補充牌での上がり.常にツモ扱い.カンの補充牌でのカンが連続した場合,カンの回数だけ飜が付く
- 槓上炮.カンの捨て牌での上がり.カンの点と異なり,カンが何回連続した後でも,槓上開花の倍は複合しない
- 搶槓
- 亮倒(リャンタオ).聴牌した手を公開しての上がり.手すべてを公開するところと,待ちの部分だけを公開するところがある.公開後は,待ちを変えることもツモった牌と手牌を入れ替えることもできない.流局したら,手で最初に亮倒した人は,他の2人にレート×1ずつ払う.亮倒に振り込んだら,ツモ扱いで,振り込んだ人の責任払い
- 海底撈.山の最後の牌でのツモ上がり.最後の捨て牌での振り込みには倍はない
2飜(×4)
- 清一色
- 七対
- 小三元
- 暗四帰一.暗刻や対子と順子中の1枚など手の中の3枚と同じ牌での上がり.清一色以上の役があるときは,4枚目が上がり牌でなくてもよい
- 手把一(ショウパーイー).裸単騎
3飜(×8)
- 大三元
- 龍七対.同じ牌4枚で2組の対子を作った七対.暗四帰一と複合しない.杭州や北京の「豪華七対(豪七)」と同じ
4飜(×16)
- 双龍七対.同じ牌4枚2組で4組の対子を作った七対子.暗四帰一と複合しない
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